この絵は「両手ぶらり奏法」または「ノーガード奏法」とも言います。
1987年に私が描いた漫画「キース・リチャード秘話・第一回」で初めて世に出した奏法です。(もちろん元ネタは矢吹ジョーの「両手ぶらり戦法」ですが。)
つまりキースの「両手ぶらり奏法」は私が名付けた架空の奏法であって、実物のキースは断じてこんなことはしませんので、あしからず。
単に一時的に両手をギターから離しているだけの肘が曲がった状態を「両手ぶらり奏法」だと思っている人がいらっしゃるようですが、それは大きな間違いです。
正しい「両手ぶらり奏法」とは、上体を前屈みにして、両肘を伸ばしてダラ〜リと下に下げて、攻撃する気がない(弾く気がない)ことをアピールした虚脱感たっぷりの奏法なのです。(ただし目つきだけは挑発的)
最大の特徴は「音が全く出せない」ということであり、ギター無音状態を少なくとも1コーラス持続させないと「両手ぶらり奏法」の効能は発揮されないでしょう!
Keith Richards Illustration
キース・リチャーズ イラストレーション
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